転職エージェントの活用方法【登録～内定まで】

転職エージェントの利用フロー

転職エージェントの役割は、「こういう人が欲しい」という企業側の要望と、「こういう仕事がしたい」という求職者側の要望それぞれを聞き、互いのニーズが一致する企業と人を結びあわせること。そのため、転職エージェントに登録すれば、すぐ求人が紹介されるというわけではありません。キャリアアドバイザーとのカウンセリングや面談を通し、まずは、求職者の方のご経歴や転職に求める条件についてヒアリングしていきます。キャリアアドバイザーが経歴・希望をしっかり把握した上で、その人にあった最適な求人を紹介するという流れになります。また、企業への応募、面接、入社のそれぞれのフローで、書類添削サポートや日程交渉などのきめ細やかなフォローを受けられます。次からは転職エージェントの登録〜内定までの各工程について、詳しく解説していきます。

STEP1 転職エージェントに登録する

転職エージェントを利用するには、まずサービスに「登録」することから始まります。必要事項を記載し登録を済ませると、キャリアアドバイザーから電話もしくは対面での面談予定日について、連絡がきます。

この際、「今、どんな仕事をしているのか」「何ができるのか」「これからどうしたいと考えているのか」など、ある程度、自分の情報を担当のキャリアアドバイザーに伝えておくことがポイントです。キャリアアドバイザーとの面談は約30分〜1時間程度。事前に情報を渡しておくことで、キャリアアドバイザーも面談前に準備することができ、面談を有意義に進めることができます。

STEP2 キャリアアドバイザーとの面談・相談

専任のキャリアアドバイザーが、求職者の方の詳しい経歴や希望をヒアリングしていきます。このキャリアの棚卸しは、転職活動の結果を左右する大切な作業。求職者の方にとっては、自分がどのような仕事に就きたいかを見つめ直すきっかけになり、キャリアアドバイザーにとっては求職者の方の考えや人柄を把握し、自分では気づいていない適性にあった仕事をご紹介することにつながります。

また、転職エージェントとの面談で話したことは、すべてが企業に伝わるわけではありません。「アルバイトの期間がある」「今の上司とあわないから転職を考えた」「残業はあまりしたくない」など、言いにくいことも包み隠さず伝えるようにしましょう。求職者の方の障壁となっている点も踏まえた仕事を提案してくれるほか、マイナスにならない企業への伝え方などもアドバイスしてくれるでしょう。

STEP3 求人紹介・書類提出～面接まで

面談を通して得た情報をもとに、転職エージェントから、求職者の方の希望に沿った仕事が紹介されます。エージェントは非公開求人を含め、多くの情報を持っているため、一人での転職活動では出会えなかった求人を紹介されることも。最初はあまり条件を絞りすぎずに、可能性を広げて前向きに仕事を探すのが転職成功への近道です。

応募する企業が決まったら、応募書類の作成や面接対策をキャリアアドバイザーと一緒に作成していきます。客観的な視点から見た強みやアピールポイント、あなたが応募企業で生かせることなど、書類や面接に向けた助言をしてくれます。

STEP4 内定時

晴れて採用となった場合、入社日などの調整も転職エージェントが行うのが一般的です。また、条件の再交渉といった企業とのやり取りを、本人ではなく担当のキャリアアドバイザーもしくはアドバイザーに代わる担当営業者が行うこともあります。求人情報のご紹介から、内定後のケアまでをトータルで行うのが、転職エージェントの特長です。