働きながら、安心して技術を学べる環境がある
OさんがSSEで働きはじめた理由を教えてください。
普通科の高校を卒業してからドラッグストアで働いていたのですが、IT技術を身につけたいと思うようになり、未経験からソフトウェア開発会社に転職したんです。そこではテスト・評価業務が中心だったので、プログラミングスキルが身につかないと感じ、一度じっくり勉強するためにITの専門学校に行こうと思いました。SSEにエントリーしたのも、学費を稼ぐために期間限定で働こうとしていたからです。
はじめはSSEで長く働く予定ではなかったんですね。
はい。自分の実力では一人前に仕事を任せてもらえないと思っていたんです。でも、面接で話をしてみると、ほぼ未経験の状態からでもスタートでき、徐々にスキルアップしていくといったステップを踏むことができると知りました。いろんな就業先で実務経験を積みながら技術を学べるのであれば、学校で学ぶ以上に自分にとって最適な環境だと思えたんです。
将来のことも考えて、身につけるべきスキルをアドバイスしてくれた
担当カウンセラーは、Oさんにとってどんな存在ですか。
私がSSEで安心して働き続けられているのは、カウンセラーの下山さんの存在が大きいですね。例えば、就業先が変わるとき。これが一般の転職であれば、入ってみるまで新しい職場の情報はほとんどわからないですよね。でも、下山さんが業務内容や職場環境などを丁寧に教えてくれるので、安心して挑戦することができます。
スキルアップ・キャリアアップという観点ではいかがでしょうか。
自分にない視点でアドバイスをくれるので、成長につながっていると感じます。あるとき、漠然とプログラミング言語のJavaを身につけたいと思って、Javaの研修を受けようとしていたのですが、下山さんが「現在就業している地域では、C言語やVBAの方が使われているよ」と実務に繋がりやすい勉強を薦めてくれました。
また、私の将来のことも考えてくれて、「実家に近いところで働きたいのであれば、この地域の開発会社でよく使われているプログラミング言語を身につけておいた方が、将来の選択肢は広がる」と言ってくれたこともありました。
目の前の仕事に限らず、スキルアップやキャリアについて真っ先に相談できる
Oさんは、どんな風にカウンセラーを頼っていますか。
やり取りを毎日するわけではないのですが、悩みや相談ごとがあったときは真っ先に連絡を取ります。技術的なことや業務のことは、就業先の人たちに聞けば解決できますが、カウンセラーの下山さんには単に仕事のことだけではなく、「仕事と勉強の両立の方法」や「エンジニアとしてのキャリアアップ」といった幅広い内容を相談しています。
例えば以前相談したのは、新しいプログラミング言語を学ぼうとしても、平日になかなか勉強する時間が取れなかったこと。仕事が終わった後に、勉強するモチベーションがつくりづらかったんです。でも、下山さんは「早めに出社して始業前の時間を使うといいよ」「図書館の自習室で“勉強モード”をつくるといいよ」と親身になってコツを教えてくれました。
こういうとき、下山さんは自分の経験や他のエンジニアの事例も交えて話をしてくれます。過去にもたくさんのエンジニアをフォローしてきた人ですし、今も200人近いエンジニアを担当しているカウンセラーなので、アドバイスに納得感があります。
Oさんの将来の目標を教えてください
エンジニアって将来の選択肢が幅広い仕事だと思うんです。就業先の企業に直接雇用される人もいるし、フリーランスという道だってある。だからこそ、私はもう少しこの働き方で多様な経験を積んで、自分にあった将来の道をみつけることが、今の目標ですね。
一人ひとりに最良の選択肢を提示し、本人の決断を後押しする
下山さんにとってOさんはどんな方ですか
入社時点の実務スキルは独学レベルでしたが、素直で真面目な人柄の良さもあって、これから大きく伸びていくポテンシャルを感じていました。実際、コミュニケーション能力の高さは就業先から高く評価されていますね。
私のアドバイスに真剣に耳を傾けて取り組んでくれるから、私もさらに頑張って支えたいと思える。年齢が私の子どもたちに近いこともあり、成長が楽しみなエンジニアの一人です。
下山さんがエンジニアとの関わりの中で心掛けていることを教えてください。
エンジニアの意思を尊重することですね。アドバイスはするけど、決めるのはあくまでも本人。私は「一人ひとりにあわせた最良の選択肢の提示」に徹することにしています。自分で選んで決断した道であれば、納得感と覚悟を持ってキャリアを進めるはずだと信じています。
最後に、カウンセラーを上手く頼る方法を教えてください。
どんなことでもいいから、何か困ったことが発生したら気軽に連絡してほしいですね。エンジニアとして良い仕事をして、充実した日々を送るには、単に技術に詳しければ良いのではなく、職場環境やプライベートの状態も影響します。すべてをすぐに解決できるとは限らないけれど、気持ちを吐き出せる相手として頼ってくれたら嬉しいです。