夫婦共働きの家事・育児分担のコツとは?共働きで派遣スタッフになるメリットは?

夫婦共働きの家事・育児分担のコツとは?共働きで派遣スタッフになるメリットは?

夫婦共働きの世帯は年々増加の傾向にあります。厚生労働省の国民生活基礎調査などによると、2005年あたりから微増傾向だった共働き世帯数は、2012年以降は増加が加速。2019年のデータでは、共働き世帯数は専業主婦世帯数の2倍以上となっています。
共働きによって家庭の収入が安定するなどのメリットもありますが、夫婦間での家事や育児の負担差などについてストレスを抱えている人も多いのではないでしょうか。本記事では、共働きならではの悩みを解決するためのコツと、「派遣」という働き方が共働きにもたらすメリットについても紹介します。

夫婦共働き家庭によくあるお悩みとは?

夫婦共働きの家事・育児分担のコツとは?共働きで派遣スタッフになるメリットは?_1

夫婦が2人ともフルタイムで働いていると、家事や育児に使える時間は限られてしまいます。時代が変わっても、こなすべき家事や育児の内容やボリュームは大きくは変わらないこともあり、共働きの家庭の多くはさまざまな悩みを抱えています。多くの家庭で共通する悩みを3つピックアップしました。

家事・育児の負担に偏りがある

共働き夫婦の家事分担について、20~40代の既婚男女を対象に、株式会社マクロミルがおこなった調査(※1)で、もっとも多かった分担比率は「夫10% 妻90%」で21.8%でした。
「家事分担の理想は夫婦平等(男性50%:女性50%)」だと考える人が43%だったにもかかわらず、実際に「平等」を実現しているといえる人は13%にとどまり、理想と現実の間に大きなギャップが生じているようです。

また、家事・育児は費やす時間だけの問題ではなく、食事の献立を考えたり、家族の予定を調整したりする「マネジメント」面での負担も大きく、内閣府では、このような状況を改善のためには男性が仕事への向き合い方を変革させ、家事・育児に積極的に関わっていくことが大切と提唱しています(※2)。

(※1)株式会社マクロミル調べ
共働き夫婦の家事分担調査。夫婦平等という理想は進む中、現実は後退
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000521.000000624.html

(※2)令和2年度版男女共同参画白書
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/gian_hokoku/20200731danjogaiyo.pdf/$File/20200731danjogaiyo.pdf

自分の時間が取れない

仕事と家事を両立しようとすると、そのために“やらなければいけないこと”が多く、時間にも追われがちで、自分のための時間を取ることが難しくなります。また、キャリアを積んで仕事量や責任が大きくなるにつれストレスが増えてしまうという負の連鎖に頭を抱える人も少なくありません。

0~10歳までの子どもがいて、仕事をしている20~40代の女性を対象にした意識調査(※3)では、仕事と家庭の効率化を図って空いた時間は、「自由な(追われない)時間」に使いたいと考える女性が80%近くいました。さらに、「自分の趣味の時間」に使いたいという女性も約25%いることがわかりました。
(※3)ベネッセコーポレーション「サンキュ!」
プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社「共働き意識調査」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000093.000006237.html

予定や計画どおりにいかないことが増える

小さな子どもがいる共働き家庭では、日々の生活が子ども中心となるのは避けられないこと。もし子どもが体調を崩したら、何らかの形で親がスケジュール調整をする必要があります。8割近くの家庭では、子どもの看病は女性が担うというデータもあり、予定を変更したり、仕事にしわ寄せが生じたりするのは圧倒的に女性サイドだということも、共働き家庭において解消しづらい悩みとなっています。

共働きのお悩みを解決するヒントとコツ

夫婦共働きの家事・育児分担のコツとは?共働きで派遣スタッフになるメリットは?_2

共働きの夫婦が抱えるさまざまなお悩み。すぐに100%解決!とはいかなくても、改善へとつながるヒントやコツを紹介します。

家事・育児を分担するヒント&コツ

家事と育児の分担決めは、まずは夫婦でしっかり話し合うことからはじめましょう。
感情的な議論にならないよう、分担したい家事・育児の具体的な内容や頻度、かかる時間などをリストアップします。

たとえば、「買い出し/週○回/約1時間」などできるだけ細かくタスクに分けて、「見える化」することが大切です。どの内容をどちらが担当するかは、次の3つのポイントを軸に決めるとよいでしょう。
・得意/不得意
・家事ができる時間帯
・家事に対するこだわり

ネットで見つかる、「家事・育児タスク表」や「家事分担テンプレート」、さらには「家事分担アプリ」を活用するのもよいでしょう。
話し合う際には、感情的にならず、お互いが納得するカタチで分担を決めたいもの。また最初は、褒める・感謝する、完璧を求めすぎないなども心がけ、理想的な家事分担に徐々に近づけましょう。

自由な時間をキープするヒント&コツ

家事・育児の分担する際は、「自分の時間」や「夫婦だけの時間」も1日のスケジュールの中にあらかじめ設けるのもポイントです。

また、自由な時間を捻出するためには、時短につながる家電や食材宅配サービスの活用、ベビーシッターや家事代行サービスなどを利用することも視野に入れるとよいでしょう。
「家の中のことは自分でやるべき」「お金を払ってやってもらうのには抵抗がある」など考える人も多いですが、実際に家事支援サービスを利用した人の80%が「とても満足している」「まぁ満足している」と答えており、さらに、70%以上の人が「家事の負担が軽くなった」と感じています(※4)。まずは一度、試してみて自分にとってのメリットを見つけるのもおすすめです。

(※4)株式会社 野村総合研究所
「平成29年度商取引適正化・製品安全に係る事業調査報告書」
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H29FY/000261.pdf

予定の大幅変更を避けるためのヒント&コツ

子どもが急病になるなど、予定どおりの行動ができなくなることは、どの家庭でもよくあることです。まずは、急な予定変更にも対応できるよう余裕を持ったスケジューリングを心がけることが大切です。加えて、家事・育児の分担と同じように、緊急事態の際は夫婦でどのように対応していくか、前もって相談しておくことも重要です。

また、病児・病後児保育や病児シッターなどを利用できるよう登録しておくこともおすすめします。保育士、 看護士、 栄養士、 医師等の専門家集団による保育と看護をおこなう施設・サービスなら、いざというときも安心して子どもを預けられる強い味方になるでしょう。

共働きに最適な働き方とは?

夫婦共働きの家事・育児分担のコツとは?共働きで派遣スタッフになるメリットは?_3

夫婦共働きにより、経済的な余裕が持てたり、仕事でのやりがいを感じられたりと利点が多い反面、家事や育児との両立に悩む人も多いのが現状です。子どもがいる(生まれた)夫婦の場合、その悩みはより深刻化する傾向があります。

それを裏付けるかのように、第一子の出産を機に仕事を辞めた理由は、「子育てをしながら仕事を続けるのは大変だったから」と答える人が過半数を超えています(※5)。家庭とのワークライフバランスを取ることが難しいと感じる人も少なくありません。仕事と家事・育児の自分なりにベストなバランスを保つためにはどのようにしたらよいか、働き方を見直すのも方法のひとつといえそうです。

(※5)令和2年度版男女共同参画白書
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_gian.nsf/html/gian/gian_hokoku/20200731danjogaiyo.pdf/$File/20200731danjogaiyo.pdf

共働きで派遣勤務を選ぶメリット

派遣とは、派遣会社(派遣元)と雇用契約を結んで、実際に働く企業(派遣先)で就業する働き方です。派遣では、職種や勤務時間、勤務地などの希望条件を出して仕事を探すことができます。そのため、正社員では難しい「残業なし」「週に2日」「扶養控除内」などの条件で仕事を選ぶことも可能で、ワークライフバランスの維持をしやすくなるというメリットもあります。

また、希望条件を伝えておくと、派遣会社がその条件に合った仕事を中心に紹介してくれます。求人情報を探す(たとえばアルバイト情報誌を眺めたり、ハローワークに出向いたりするなどの)時間も減らすこともでき、忙しい方にフィットする雇用形態といえそうです。時間にゆとりができることで家事や育児に集中できる余裕が生まれるため、夫婦間のトラブルも少なくなることが期待できます。

派遣を選んだ理由をピックアップ

実際に、派遣スタッフとして働いている人からも「派遣という働き方を選んでよかった」という声が聞かれます。スタッフサービスがおこなったアンケートに寄せられた、リアルな声をいくつか紹介しましょう。

・子どもがいるため、休みを取りやすい勤務先を選んだら派遣という選択になった。(女性/30代)
・主婦業との両立のため、フルタイムは厳しいので。スケジュールが調整でき、時給・その他待遇もアルバイトより高めなので。(女性/40代)
・前職があまりに忙しく体調を崩したため。派遣の方が時間や責任の面で楽に働けてワークライフバランスが整うと思ったので。(女性/20代)
・祖父母の協力が期待できないため、子育てを優先して仕事ができる派遣を選びました。(女性/40代)
・子育て中の身なのですが、土日祝日休みで子どもの急な体調不良による休みにも対応してくれるという条件が魅力的であったためです。(女性/20代)

派遣勤務の仕事は、自宅から近く、残業時間がない(または残業時間が少ない)職場が選べることの他にも、仕事内容や可能な勤務スケジュールなど希望条件に沿った仕事に出会えることが大きなメリット。また、急な残業や転勤などもなく、精神的にもゆとりを持って仕事をすることができるため、育児や自分の趣味の時間を持ちやすくなるでしょう。

まとめ

仕事と家事や育児との両立にストレスを感じている、今の状況を変えたいと感じている人は、まずは悩みの原因を整理し、解決・解消の方法を夫婦で探してみることからはじめましょう。就労スタイルそのものを見直してみることも打開策につながる可能性があります。
スタッフサービスでは、ライフワークバランスを重視したい人にフィットするお仕事を多数ご案内しています。派遣という働き方によって、時間的・体力的、そして精神的にも余裕を持った毎日を手に入れてみませんか。
https://www.022022.net/

しよう

ライター:みやごかよ(コピーライター/ライター)
複数の広告制作会社にてコピーライター、プランナー、制作ディレクターを経験後に独立。現在はフリーランスとして活動中。「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく~」という井上ひさしさんの言葉を大切に日々ライティング中。猫と植物とアートをこよなく愛する一女の母。

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