Webディレクターになりたい! 仕事内容ややりがい

Webディレクターになりたい! 仕事内容ややりがい

Web関連の業界には、WebデザイナーやWebライター、Webディレクターなどの職種があります。ここではWebコンテンツ制作に関するプロジェクトを監督・指揮して管理するWebディレクターの仕事内容や平均時給、やりがいや求められるスキルなどについてご紹介します。

Webディレクターの役割って?

Web関連のプロジェクトではWebディレクターの役割は重要です。ディレクターとは監督や指揮を表す言葉で、Webディレクターの仕事内容は、文字通りWeb関連プロジェクトの監督や指揮をすることです。具体的には、主に3つの役割を果たします。1つ目はクライアントの要望を整理しプロジェクトの方向性を決めることです。方向性によってプロジェクトの成否が決まりますので、責任重大といえるでしょう。2つ目は、プロジェクトを進めるために必要なメンバーの人選をおこない、スケジュールを組むことです。3つ目はプロジェクトの進行管理、品質管理をおこないながらプロジェクトを完成させることです。企画、アート、システム設計そして営業系のディレクターを兼務することも珍しくありません。大規模プロジェクトになると分業されることが多いです。

Webディレクターには種類がある?分野の違いとは

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Webディレクターは細かく分類すると4つの分野に分けることができます。1つ目は企画系です。顧客が満足し訴求力があるWebコンテンツの企画を担当します。2つ目はアート・クリエイティブ系です。アートディレクターはプロジェクトが目指す方向性をどのようなビジュアルであれば実現できるのかを管理するのが仕事で、クリエイティブディレクターは企画から制作・販売まで幅広い仕事をしますが、主にPRが仕事です。両方を兼ねる場合も多いです。3つ目はシステム系です。Webプログラマーとの間に立ってどのようなシステムで運用するのかを考えます。4つ目は営業系です。クライアントからの受注戦略立案やセールスプロモーションなどを含むマーケティングが主な仕事です。小規模なプロジェクトの場合は、Webディレクターがすべてを兼任することも多いです。

派遣のWebディレクターの平均時給はいくら?

派遣のWebディレクターの平均時給はどれぐらいなのでしょう。求人情報サイト「はたらこねっと」の統計によれば、未経験者のWebディレクターにおける2017年1月の平均時給は1,813円、2016年12月は1,778円となっています。もちろん、個人の力量や過去の実績によって大きく変わってくることはいうまでもありませんが、高いスキルが求められる仕事ですので、一般の事務やwebデザイナー・web制作などの仕事と比較すると高い時給が期待できるといってよいでしょう。

【出典】
ディップの派遣情報はたらこねっと(2017年1月)
http://www.hatarako.net/contents/heikin_jikyu/

やりがいや魅力は?Webディレクターならではの特色

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Webディレクターのやりがいは、プロジェクトが完成し成功したときに大きな達成感を味わえることでしょう。コンテンツに関して狙い通りの反応が得られたり、クライアントから感謝されたりすると喜びを感じられるはずです。また、チーム一丸となって達成した場合は、喜びをプロジェクトメンバーと共有できる点も大きな魅力といえるでしょう。一方、Webディレクターは苦労する点も多いといわれています。遅れがちになるスケジュールをいかに正常に戻すかに苦心したり、さまざまな考え方を持っているメンバーのベクトルを同じ方向にするのに苦労したりすることも多いです。またプロジェクトの成否の責任は監督者であるディレクターにありますので、大きな責任というプレッシャーと闘う必要がある点もWebディレクターならではの苦労といえるでしょう。

必要なスキルは膨大!?
Webディレクターに向いている人とは

Webディレクターにはさまざまスキルが求められます。クライアントの要望を理解し多くのメンバーと共同作業を行うことになりますので高いコミュニケーションスキルが求められます。また、プロジェクト進行管理に関する工程管理スキルも当然求められます。さらに、作業を分担しているメンバーの仕事内容を評価できる程度のプログラミング、プランニング、マーケティング、デザインなど各業務の専門的で膨大な知識も必要となります。そのため、WebディレクターはWeb業界でさまざまな仕事を経験した人が向いているでしょう。また、プロジェクト進行に欠かせないリーダーシップを発揮できる人もWebディレクターに向いているといえます。

Webディレクターになるために!キャリアチェンジの手段

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Webディレクターになるには、特別な資格は必要ありません。しかし、Webディレクターは、ご紹介した通りWebに関する幅広いスキルや膨大な知識が要求される仕事ですし、コミュニケーションスキルやリーダーシップも求められます。そのため、未経験からキャリアチェンジするためには、将来を見据えて得意な分野を1つずつ増やしていくことが大切になるでしょう。クリエイターからキャリアチェンジする場合は、クリエイターとしての能力に磨きをかけるとともに、プロジェクト全体を俯瞰する視点を持って仕事をするように心がけるとよいでしょう。フリーランスからキャリアチェンジするためには、過去にお付き合いしてきた人との人脈を大切にして信用を積み上げ、ディレクターとして推薦してもらえるようにする方法が効果的です。Webディレクターは責任も重く大変な仕事ですが、大きなやりがいを感じられる仕事ですので興味がある人はぜひ目指してみましょう。

※当コラムに掲載されている情報は2017年3月時点のものです。

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