一般事務とは違うの?営業事務の仕事内容

一般事務とは違うの?営業事務の仕事内容

営業事務の仕事は、一般事務や営業とどのように違うのかわからないと感じる方が多いかもしれません。派遣の営業事務がおこなう仕事は一言でいうと営業担当者のサポート役です。ここでは、営業事務が担当する仕事について、仕事内容や一般事務との違い、平均時給や職場環境、身につく能力や必要なスキルなどをご紹介していきます。

営業事務ってどんなことをするの?気になる仕事内容

営業事務がおこなう仕事内容には、派遣先の営業担当者の仕事をサポートする社内業務顧客に対応する社外業務の大きく2つに分けられます。ここでは、営業事務の仕事内容について、一日の流れを追いながらご紹介します。
営業事務の仕事は、メールや営業担当者の予定をチェックして、その日の作業内容や連絡事項などを確認することから始まります。営業担当者の代わりに見積書や請求書を作成したり、データ入力をおこなったりします。また、営業担当者からの指示に応じて、顧客に対する説明資料を作成することもあります。さらに、営業担当者の不在時には、顧客からの問い合わせやクレーム対応、来客の応対などの社外業務もおこないます。一日の締めくくりには、営業担当者とその日の情報を共有し打ち合わせの結果、急いで処理すべき業務があれば、引き続き対応することもあります。

営業事務と一般事務の違いは?

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営業事務と一般事務の仕事内容の違いは、営業事務の仕事が営業担当者のサポートであるのに対して、一般事務の仕事は、部門を限定せず幅広い事務をおこなう傾向があります。営業事務の仕事は、営業の仕事と深くかかわっているため、営業担当者から指示された資料作成や受発注業務、商品の在庫管理など、社内の営業部門にかかわる業務がメインとなります。また、顧客からの問い合わせに対応する機会もあるため、社外の人と直接やりとりをする機会も一般事務と比べて多めです。一方、一般事務の場合には、営業部門に限らず社内でのファイリングや電話応対、資料作成のほか、庶務や経理など幅広い業務を担当します。一般事務が担当する業務の範囲については、会社によっても異なります。

給与が知りたい!時給の平均は?

「リクルートジョブズ」の2023年11月の派遣スタッフ募集時平均時給調査で、関東エリア、東海エリア、関西エリア三大都市圏平均時給を公開しています。
このレポートによると、営業事務の平均時給は1,620円となっています。同じ事務職についてみると、一般事務の平均時給が1,568円、データ入力が1,571円、貿易・国際事務が1,660円、英文事務が1,821円とされています。これらのデータから、営業事務の平均時給はOA事務やデータ入力よりも高く、貿易・国際事務や英文事務よりは低めの水準にあることがうかがえます。

【出典】
2023年11月度 派遣スタッフ募集時平均時給調査(リクルートジョブズ)
https://jbrc.recruit.co.jp/data/data20231214_3007.html

働く環境はいいの?男女の比率や休日について

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求人・転職情報サイト「はたらいく」が求人応募者のデータに基づいて作成した、営業事務の「応募者の男女比率」によると、応募者の割合は女性が55%、男性が45%となっており、女性の比率が比較的高めであることが分かります。営業事務の職場環境については、営業担当者や顧客からの要望によって業務量が変動する傾向があるので、突発的な残業が発生するなど、自分で仕事量をコントロールすることが難しい面もあります。休日については土・日曜日としている会社が一般的ですが、シフト制を採用する会社もありますので、事前に就業規則を確認しておくとよいでしょう。

【出典】
はたらいく、営業事務の年収・月収データ 「応募者の男女比率」(2014年1月~6月)
https://www.hatalike.jp/h/r/H1ZZ280s.jsp?hp=%2Fresearch%2Fn0010%2Findex.html&noRedF=1&__u=14900582119605836057349463579080

営業事務をするメリット!身につく能力はどんなもの?

営業事務では、営業担当者から求められた資料の作成を行おこなう機会が多いため、WordやExcel、Powerpointなどパソコンを使った資料作成能力が向上します。また、作成した資料を説明することで、プレゼンテーション能力も高まるといえるでしょう。さらに、顧客からの問い合わせや要望に対応することで、ビジネスマナーやコミュニケーション能力も磨かれます。また、顧客の都合や商品の受注状況などにより、こなさなくてはならない業務量が変化するため、優先順位を決めて的確に業務を処理する能力やスケジュール管理能力も高まると考えられます。そのほか、会社で取り扱っている商品についての知識や、業界全体の動向も知ることができます。

営業事務に求められるのは?必要なスキルや資格

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営業事務では、求められた資料や作業を短時間で的確におこなうスキルが求められます。資格としては、MOS試験で認定を取得すれば、資料を作成する際に役立ちます。また、秘書検定を取得しておくと、営業担当者への適切なサポートのしかたが分かりますし、ビジネスマナーや接遇などの知識も得られます。さらに、簿記3級以上の資格があれば、伝票の集計や管理もスムーズになると考えられます。
営業事務に向いている人としては、社内外の人と幅広くコミュニケーションをとることができ、気配りのできる人があげられます。その場の状況に応じて優先順位を判断し、臨機応変な対応ができれば、営業チームに欠かせない戦力になることでしょう。営業事務からのキャリアアップは、例えば、サポートスキルを磨き秘書の道に進んだり、伝票の集計や管理業務を身につけて経理の道に進んだりすることが考えられます。また、営業事務のキャリアを積むうちに、営業の仕事を任される可能性もあります。営業事務の仕事内容は幅広いため、さまざまな可能性を秘めています。より専門性の高い仕事にステップアップできる可能性もありますので、興味のある方は積極的に挑戦してみてはいかがでしょう。

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