派遣先での制服は、あり派?なし派?

派遣先での制服は、あり派?なし派?

「お仕事に何を着ていくか?」って、女性には大切な問題!

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お仕事選びのポイントには、職種、時給、勤務時間……と、いろいろな条件があるけれど、女性が実際お仕事をするとき「けっこう侮れないのが服装!」という方はいませんか?派遣先となる企業は、あらかじめ就業の条件を明示することが義務づけられていますが、服装の制限や制服の有無についても、事前に確認することができます
制服が定められている職業の多くは、その職業につく人とそれ以外の人を区別する、組織内での序列や職能・所属の違いなどを明確にする必要がある場合が多いようです。たとえば、女性の多いデパートの案内係や販売員、会社の受付といったものも、お客様などの目につきやすいように制服着用が必須となっているのです。
制服はその職務にあった機能性を備えていることも特徴です。特殊な業務のときだけ着用する作業着のようなものもありますが、介護業界や小さな子どもと関わるお仕事では、ポロシャツやエプロンなどが制服として定められている場合もあります。

イマドキのオフィスワークの制服事情

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女性の場合はオフィスワークでも制服着用の職場があります。男性はビジネスシーンでスーツにネクタイが一般的であるのに対し、女性の衣服には、スーツといってもスカートタイプやパンツタイプなど、デザインにさまざまなバリエーションがあります。このようにバリエーションが豊富であると、お仕事にふさわしい衣服を定めるのが難しいという背景が制服採用のひとつの要因ともいわれています。企業イメージとしてふさわしい制服を支給することで、事務職の女性陣の経済的な負担も軽減できるなど、雇う側と雇われる側双方のメリットもあって、広く普及してきました。やがて女性の制服は企業のイメージを示す役割も果たすことになり、制服のキュートさや、スタイリッシュさなどから「ここで働いてみたい」「この制服を着ると背筋が伸びる」といったイメージ効果も生むようになりました。
とはいえ、現在では事務職も制服指定なしという企業が増えています。当然、派遣スタッフも制服を着る機会が減っているようです。ITやアパレル、クリエイティブ系といった若い世代が多いオフィスや、もともと制服文化を持たない外資系企業では、私服で働くスタイルも多いようです。さらに、これまで女性に制服着用を義務づけていたものの、それを廃止するといった流れも出てきています。これには、男女平等という観点や、コスト削減といった理由が考えられます。また、女性が社会で活躍するようになったことで、ビジネススーツからオフィスカジュアルまで、女性用の洋服もTPOに即し豊富な品揃えとなり、さまざまなスタイルが社会的に認知されるようになりました。さらに女性たちのセンスが磨かれて、TPOに合うそれでいて、ハイセンスな着こなしを多くの人が実践するようになったことも大きな要因の一つでしょう。

制服の変更も意外に大変!?

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日本能率協会が2014年度の新入社員を対象に実施した「会社や社会に対する意識調査」によれば、「あなたがこれから働くにあたって、できればやりたくないことはありますか」という質問に、6.1%が「制服の着用」を選択しています。目立つ数字ではありませんが、嫌だと感じる人がいるのは間違いないでしょう。
かつては自社の広告宣伝の意味合いも兼ねていた制服ですが、現在では話題になること自体少なくなりました。航空会社などの一部の企業では制服の変更にいまだ耳目が集まり、ネットなどで話題になりますが、一般的な注目度は低くニュースバリューも以前ほど高くありません。
また制服の変更などでも、もめるケースが少なからずあるようです。スカートだけではなくパンツも作ってほしいという要望が出たり、デザインの好みが人によって違うためにコンセンサスが取れないといったケースもあるようです。そのため社内で「制服制定委員会」などを作り、社員が自主的に制服を決めるようにするといった措置を取る企業も出てきています
制服を支給するコストがかかるうえ、注目度も高くなく、改定時に問題が起きてしまうとなれば、廃止に動く企業が多くなるのも仕方がないことかもしれません。

制服がないお仕事が増えている?

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地球温暖化対策の一環のため推進されたオフィスの「クールビズ(COOL BIZ)」、「ウォームビズ(WARM BIZ)」の浸透から、公官庁、大企業でも男女を問わずカジュアルな服装で勤務ができるようになってきています。これは自分が前向きに業務に取り組むため、ということもありますが、相手にもたらすイメージを自らコントロールすることもお仕事の一部、という考え方でもあります。たとえば金融系や公官庁といった清潔感、信頼感が大切にされる業界であればジャケットを着用し、シンプルでスタイリッシュな印象を与えることが効果的でしょう。ITやアパレル系、広告代理店などクリエイティブな雰囲気の職場では、トレンドを意識したデザインや色使いをすれば人目を惹きますね。
一口に制服の有無といっても、その目的、背景はさまざま。職場での服装は、このように気分を明るくしたり、楽しく働けるお仕事選びの参考になったりと、侮れないポイントなのです。

※当コラムに掲載されている情報は2016年3月時点のものです。

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