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20代、30代の「製造業」に従事するみなさん、100人に聞きました!「誇りに思っていること」「苦労・悩み」「貯金額」リアル調査

20代、30代の「製造業」に従事するみなさん、100人に聞きました!「誇りに思っていること」「苦労・悩み」「貯金額」リアル調査

普段、何気なく手に取っている商品や食品…それらを作る仕事に従事している方々がいるのはいうまでもありません。製造業界で働くみなさんによって私たちの生活は支えられているといっても過言ではないですよね。

そんな“製造業”に対してみなさんはどのようなイメージを抱いているでしょう。

工場などで働いているという印象を抱いている方も多いと思いますが、一口に製造業と言っても食品、衣料、家電、自動車など業界は多岐に渡りますし、さらに掘り下げて考えれば、ある商品の一つの部品を造っている現場もあるでしょうし、商品を完成させるまでを担う現場もあることでしょう。

具体的にどのような働き方をしているのかは、自身で製造業の仕事に就いてみるか、または働いている方々の話を聞いてみたりしないとわからない部分が多いはず。

そこで製造業に従事している20代、30代の男女100人を対象にアンケート調査(調査期間:2017年3月14日~17日)を実施!

みなさんは、どのような仕事スタイル、どのようなライフスタイルを送っているのか、リサーチした内容を見ていきたいと思います。

製造業に従事するみなさんが誇りに思っていること調査

20代、30代の「製造業」に従事するみなさん、100人に聞きました!「誇りに思っていること」「苦労・悩み」「貯金額」リアル調査_1

はじめに、製造業の仕事に就いているみなさんが、自分の仕事や携わる製品や食品に対して、どのような“誇り”を持っているかを聞いてみました。

「工場で勤務している。世界的に最高の品質のモノ作りに携われていることを、誇りに感じている」(23歳/女性)

世界トップレベルの自動車産業に関わっていること」(31歳/男性)

「車関係の製造の仕事だが、会社の方針がいいと思う。誇りである。」(32歳/女性)

「自分が造った車の部品がみんなの役に立っていると思うので」(36歳/男性)

「豆腐製造だが、お客様から直接『美味しい』と言ってもらえたり、もしくは休日にスーパーで買い物をしていて自社商品を買ってくれている人を見た時、誇りに思える」(39歳/女性)

「食品製造。いろんな人が口にするものを自分たちが作っているという誇り」(31歳/男性)

食品を安心安全に届けること」(31歳/男性)

「食品加工機械製造。実際、うちの会社の機械が使用されている店舗を見た時」(32歳/男性)

「梱包材を作る仕事をしている。スーパーなどの小売店で自社が作った製品を見ると、自分の仕事が社会と繋がっていることが実感できて、世の中の役に立っていると思える」(35歳/男性)

「原反(ロール状の紙)を作る仕事をしているが、夜勤を無事にこなせた時は自分を褒めてあげたくなる」(34歳/男性)

「化粧品の箱折りをして、工場に返却する仕事。箱を早く折る事に自信あり」(36歳/女性)

「エアコン製造だがいいものを造っているとは思う」(39歳/女性)

電子部品の性能の向上に尽力している思いはある」(35歳/男性)

「電子関連の会社。利用者が実際目にすることはあまりないが、必要な部品(それがなければ製品としては成り立たない部品)を製造しているということ」(31歳/女性)

「プラスチック製品を製造する仕事。使える人が少ない機械を使うことができるのが誇り」(30歳/男性)

「社会に貢献しているという自負がある」(36歳/男性)

質の高い商品の製造に関われていること」(38歳/男性)

「ラインで検査の仕事をしているが、不良品の連絡がない時は自分の仕事が満足のいくものだったのだと誇りに思える」(38歳/男性)

「機械のメンテナンスでお客様から感謝されること」(30歳/男性)

「お客様(取引先企業の方)に『ありがとう』と言ってもらえる」(35歳/男性)

機械加工工程で品質管理をやっているが、自分が見落としてしまうと大変なことになるので、その部署を任されていることに誇りを感じる」(30歳/男性)

会社の知名度があること」(39歳/男性)

自分しかこなせない作業が多々ありやりがいを感じる」(36歳/女性)

「製品製造の一役を担えていることには誇りに感じる」(37歳/男性)

「品質のいい商品を作っていること」(35歳/男性)

「作っていた商品が販売されているのを見ると嬉しくなる」(24歳/女性)

知らない誰かが自分が作ったものを手にしてくれていること」(28歳/女性)

「自分次第で現場を効率的にできるところ」(31歳/男性)

「モノ作りの源泉部門において加工の技能を活かしたコアスキルを要していること」(38歳/男性)

自身の仕事へのプライドを感じさせる気持ちのこもったメッセージが盛りだくさんでした!

みなさんの声を聞いていると、本当に製造業と一口に言ってもさまざまな業界や業務内容があるのだと実感しますね。

製造業に従事するみなさんの苦労・悩み調査

20代、30代の「製造業」に従事するみなさん、100人に聞きました!「誇りに思っていること」「苦労・悩み」「貯金額」リアル調査_2

製造業に従事するみなさんが仕事で苦労していること、悩んでいること(複数回答)

続いて、製造業に従事するみなさんが苦労していること、悩んでいることについて調査。仕事に誇りを持っていたとしても、やはり仕事は仕事、ストレスが溜まることもあるでしょう。

製造職のみなさんが抱える、仕事のパフォーマンスを下げてしまう原因にもなりかねない苦労や悩みとは…?

複数回答OKという形式で調査したところ、このようになりました。

給料面(給与が不満足) 49人
将来(暮らしが安定するか)への不安 35人
上司・先輩との人間関係 30人
仕事量の多さ 26人
業務の複雑さ(難しさ) 18人
同期との人間関係 16人
残業の多さ 15人
休日の少なさ 11人
部下・後輩との人間関係 11人
その他 12人

最も評を集めたのが「給料面(給与が不満足)」で49人。次に「将来(暮らしが安定するか)への不安」で35人。この2つに共通しているのは“生活への不安”という点でしょう。

ここ数年、景気は上向いてきているとはいえ、まだまだ多くのみなさんが実感できるほどではなく、給与に反映されていない企業も多いことでしょう。これは製造業の仕事のみでなく、日本社会全体が抱えている問題と言えそうですね。

製造業に従事するみなさんの貯金額調査

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製造業に従事するみなさんの貯金額

最後は、製造職に従事するみなさんのリアルな貯金額を調査!

結果はこのようになりました。

「3000万円以上」1人
「1,000万円以上~3,000万円未満」6人
「500万円以上~1,000万円未満」4人
「300万円以上~500万円未満」13人
「100万円以上~300万円未満」27人
「50万円以上~100万円未満」11人
「30万円以上~50万円未満」9人
「10万円以上~30万円未満」5人
「1円以上~10万円未満」17人
「0円」7人

ボリュームゾーンは27人が該当した「100万円以上~300万円未満」

100万円以上~500万円未満の貯金額に該当するのは全体の4割という結果で、20代、30代という年代であることを考えると、しっかりと蓄えている方が多いのではないでしょうか。

一方、貯金額が100万円未満の方は全体の約5割。20代前半でまだきちんと将来を見据えての貯金を始めていないという方もいそうですね。

また、先の苦労・悩みの調査でも「お給料面(給与が不満足)」を挙げる人が約5割いましたので、貯金はしたいけれど思うように貯まっていかないという方もいることでしょう。

逆に、金額トップの「3000万円以上」に該当する人は1人!「1,000万円以上~3,000万円未満」が6人、「500万円以上~1,000万円未満」が4人とのことなので、全体の1割強の方はきっちり500万円以上の貯金ができているということのようです。このゾーンのみなさんは、今の職場のお給料にもきっと満足していることでしょう!

──さて、「20代、30代の『製造業』に従事するみなさん、100人に聞きました!」シリーズは、本記事以外にももう1本、公開しています。

そちらは「製造業に従事するみなさんの仕事の満足/不満足調査」「勤め始める『前』と『後』の『製造業』のイメージ変化調査」と盛りだくさんの内容となっていますので、ぜひご覧ください。

20代、30代の「製造業」に従事するみなさん、100人に聞きました!
「仕事の満足/不満足」「勤める前後のイメージ変化」リアル調査