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子育てと両立しやすい働き方を調べてみた【派遣・パートなど】

子育てと両立しやすい働き方を調べてみた【派遣・パートなど】

子どもを産んだ時に専業主婦になるのか、それとも働くのかという選択肢で迷う方は多いことと思います。子どもがまだ小さなうちは、正社員として働くことが少し難しい場合もあるため、子育てと両立できる仕事を見つけたいですよね。そんな時に働く方法として考えられる様々な働き方を今回はまとめご紹介します。ぜひ仕事選びの際の参考にしてくださいね。

1.融通がきく働き方を求める

子育てと両立しやすい働き方を調べてみた【派遣・パートなど】_1

子育てと両立しようと思った時に必要な環境としては、時間の融通がきくことや子どもに対して寛容な環境を望んでしまいがちですが、小さな子どもをもつお母さんの大変さはなかなか周りには伝わりづらいということも考えられます。時には、子どもが急に発熱をしてしまったりというようなトラブルが起きることもあります。そういったことを考えると会社選びはラクではありませんよね。

そこで今回は「時間の融通がきく」という点に焦点を当てて多様な働き方を調査しています。働くといっても、最近は会社に行かなくても仕事ができるものもあり、そういったものは主婦の方にとってはありがたいもの。それぞれのメリットとデメリットを把握して、自分に合った働き方を探すことが重要です。

それではひとつひとつ見ていきましょう。

2.派遣のしくみ

子育てと両立しやすい働き方を調べてみた【派遣・パートなど】_2

まずはじめは「派遣」という働き方。

正社員やパートなどが会社と直接雇用契約を結ぶことに対し、「派遣」の場合は派遣会社と雇用契約を結びます。派遣会社との雇用契約により、社会保険や有給といった福利厚生なども受けることができます。

派遣社員には、原則一定の雇用期間が定められています。そして雇用にも種類があり、派遣会社が常用雇用(1年以上の雇用見込)する「常用型派遣」、派遣先がある場合にのみ雇用を結ぶ「登録型派遣」、さらにその中で雇用期間が30日以内の「日雇い派遣」と区別をすることができます。

雇用が安定しないと言われがちな派遣という働き方ですが、常用型派遣の場合は期限を設けず(常時雇用)に契約を結ぶため、比較的安定して働くことが出来ます。

※契約内容によっては有期の場合もあり

また、登録型派遣の場合には、雇用契約が3ヶ月ごとなるケースが多いですが、決まった期間だけ働きたいなど、希望を叶えたいという場合はこちらの方が働きやすいと感じる場合もあります。

一口に派遣といっても、派遣会社によって派遣先の企業が全く違っていたり、待遇が変わる場合もあるため、派遣先の企業や派遣会社の待遇などは働く前からリサーチを進めてより良い働き方を考えていく必要があります。

3.パート・アルバイトの働き方

子育てと両立しやすい働き方を調べてみた【派遣・パートなど】_3

パートやアルバイトは聞き慣れているという方も多いのではないでしょうか。よく耳にする言葉ですが、どんな違いがあるのでしょうか?

実はこのふたつの言葉、法律的な定義は全くありません。どちらも「企業と直接雇用関係を結んでいるがフルタイムよりも短い時間で働く」という意味を持っています。ちなみに、パートという言葉はフルタイムの対義語で"パートタイム"という言葉の略称です。

企業がフルタイムで雇用している人材は多くの場合が1日8時間、週40時間の就労を行っていますが、パートやアルバイトはそれよりも短い勤務が可能な働き方です。多くの場合、パートが主婦、アルバイトが学生というイメージがつきがちですが、こちらも特別な規定はありません。

職種も多くインターネットでも簡単に募集している企業を見つけることができるので、まず悩んだら選択肢に入れておくというのがいいかもしれません。

4.近年増加しているクラウドソーシングとは

子育てと両立しやすい働き方を調べてみた【派遣・パートなど】_4

近年、インターネットの普及に伴って新しい業務形態が現れています。その一つが「クラウドソーシング」です。クラウドソーシングとは、インターネット上で不特定多数の人に仕事を依頼することです。クラウドソーシングでは、発注者と受注者の2つが存在しており、受注者は発注者が募集している仕事を探して受注します。仕事の形式も様々ありますが、少し前に多かった"内職"と似ている側面も持ち合わせています。また、個人で仕事を受ける状態なので、スキルによっては高額な収入を得ることもできます。

タスク形式

クラウドソーシングで初心者が簡単に受けることのできる仕事がタスク形式と呼ばれるものです。データ入力や文字起こしといった比較的簡単なお仕事なので、特別なスキルは必要としていませんが、そのぶん報酬はやや低めです。また、継続的なお仕事でもないので、家事のスキマ時間などでも作業できることから主婦の方にとっては時間の有効活用ができる便利な形式です。

プロジェクト形式

デザイナーやエンジニアなど特定のスキルを持ち合わせている方におすすめできるのがプロジェクト形式のお仕事です。クライアントと直接ここでやりとりを行い、webデザインやアプリの開発など様々なプロジェクトに従事します。こちらはスキルや時間を必要とする分高額な報酬を得ることができます。

コンペ形式

プロジェクト形式と共に多く目にする形式にコンペ形式というものがあります。こちらもデザインなどスキルがあるものが基本ですが、クライアントからの案件に対して作成した作品を応募し、採用されると報酬が発生するというものです。様々なアイデアを募集しているので、スキルに関わらず応募は可能です。

まとめ

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ここまで様々な働き方をご紹介してきましたが、最後にそれぞれの働き方のメリット・デメリットを簡単にまとめて締めくくります。特徴を理解する際に参考にしてくださいね。

派遣

メリット:働く時間や職業が幅広く選べ、場合によっては安定した働きが可能
デメリット:多くの場合は短期的な雇用であるため、長期的な仕事を確保するには会社を選ぶ必要がある

パート・アルバイト

メリット:短時間勤務なので負担をかけずに働くことができ、社会保険なども整っている
デメリット:昇給などは望めないため正社員と比べると不利を感じやすい

クラウドソーシング

メリット:好きな時に好きな場所・好きなタイミングで仕事を受注できる
デメリット:必ず仕事があるわけではなく、単価が低いものもある

様々な働き方が増え、自由にワークスタイルを選べるようになった時代なので、子育てをしている主婦にとっても働きやすい環境づくりが進んでいます。その反面、働き方に迷ってしまったり、デメリットに目がいってしまうことがあるかもしれませんが、仕事選びの際には自分が大切にしたい軸をしっかりと持つことで、子育てと両立できる仕事と出会えるでしょう。家庭のことを考えながら無理のないワークスタイルを確立できるよう、正しい情報を取り入れて後悔のない選択をしてくださいね。